イタリアの昔話で、読んで感銘を受けた酒井駒子さんが絵を載せた本作。 酒井駒子さんのノスタルジックで、ちょっぴりほの暗いトーンの絵が好きで、 どんな作品なのか気になり手をとりました。 王様に納める梨が不作で、数が少なく、それをごまかすために、お父さんに梨のかごに 入れられた少女は、宮殿に入りこみ、しばらく隠れていましたが、 とうとう召使いに見つかり、宮殿で召使いとして働くことになりました。 ペリーナは心優しく、大変に賢い少女だったので、すぐに仕事も覚え、 誰からも好かれ、同じ歳の王子ともすぐに仲良くなりました。 そんなペリーナをよく思わない召使いたちに、 ありもしない噂を流されてしまいます。 『…