蜃気楼のように失言が無ければ霞むようなとある政治家の蔑称。
森が「しん」と読める事から名付けられた(朝日新聞社会部より)。
日本国第85代、第86代総理大臣。元・衆議院議員
自由民主党 清和政策研究会 元会長
「日本の国は、まさに天皇を中心としている神の国である」という発言を、総理時に、神道政治連盟国会議員懇談会における挨拶で行った結果、野党とその考えに反する団体や人々が批判や、不快感を表明し、社会問題になった。
民主党の鳩山由紀夫代表は、この発言に対し
”「天皇を中心とした神の国という考えを国民に徹底したいという発想は大日本帝国憲法に近い。国民主権の現在の憲法を正面から否定する話だ。アジア諸国に与える影響を心配せざるを得ず、深刻だ。教育改革をする資格が疑わしい」と、また共産党は、「主権在民の憲法の基本思想や憲法擁護義務に反する発言」である。”と批判した。
また、真宗教団連合も、撤回を求める抗議文を、(当要請文)発表、部落解放同盟中央本部も抗議文を(当文章)自由法曹団も、「神の国」発言をした森首相の退陣を求める決議(当文章)を発表している。
この後、野党、退陣要求で一致したが、森総理は陳謝を受け入れず、野党4党(民主党・自由党・社民党・共産党)の幹事長・書記局長会談では、森総理の発言について、”憲法の基本理念である国民主権、信教の自由に反し、他国への侵略の根拠になった考え方”との認識で一致した。
また、神崎公明党代表も、平成13年5月24日の記者会見で、”森喜朗首相の「神の国」発言について「個人的には撤回した方がよかったのではないかという感想を持っている」と述べ、党として参院本会議での首相の釈明を「了とする」との見解は変えないものの、発言の撤回が望ましかった。”という考えを表明した。
その他、「言うべきタイミングでないところで、もっとも言ってはいけない事を『ポロッと』口にする」デリカシーに欠ける点が嫌われ、内閣支持率も平均して20%を推移するにとどまった。
上記の事以外でも、トラブルメーカー的な行動が目立つことから石原慎太郎から度々批判されることもあった。「保守を終わらせた」という揶揄まで出ていた。
国民年金保険料納付についていまだ口を閉ざす。http://f40.aaacafe.ne.jp/~matome/