歌手。俳優。
三重県出身。植木徹之助(後の徹誠)の三男として、1926年12月25日、愛知県名古屋市に生まれる。父は後に浄土真宗常念寺の住職を務めた。
1950年3月、東洋大学文学部国漢科卒業。
1954年、フランキー堺の「シティ・スリッカーズ」に加入。
1957年、「ハナ肇とクレージーキャッツ」にギタリストとして加入。1962年に放送を開始したTVバラエティー「シャボン玉ホリデー」の出演をきっかけに爆発的人気を得る。
「ニッポン無責任時代」などの無責任シリーズをはじめとして、日本一シリーズ、クレージーシリーズなどのコメディー映画シリーズで日本の高度経済成長を支えた。
演技で見せる豪放磊落さとは正反対の真面目な性格のため、"日本一の無責任男"というイメージとのギャップには終始悩んでいた。
無責任男のキャラクターを離れた後も、俳優として活躍。1986年には、『新・喜びも悲しみも幾歳月』(木下恵介監督)で、キネマ旬報助演男優賞、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、毎日コンクール助演男優賞を受賞した。
1987年放送のTVドラマ「オヨビでない奴」に高橋良明、所ジョージらと出演し、主人公の祖父役として登場。…この作品以外にも「ザ・ハングマン」や「名古屋嫁入り物語」シリーズなどでも好演した存在感のある名優でもあった。
CMも洋傘「アイデアル」から入れ歯安定剤「タフデント」など多数出演。
2007年3月27日、呼吸不全で逝去。享年80歳。
他多数