南北朝時代の武将。河内の悪党とされる。 1331年(元弘1)後醍醐天皇に応じて幕府へ挙兵。 篭城戦で大軍の幕府軍を翻弄。幕府の権威を失墜させるのに成功し足利高氏(後の尊氏)や新田義貞らの謀叛への遠因となる。
戦後建武政権下で河内国司と守護を兼任。和泉守護にもなった。 のち、後醍醐天皇の南朝に反抗し九州から東上する足利尊氏と戦う。 多勢に無勢であったが、天皇の命により出陣。奮戦むなしく湊川の戦いで戦死。
江戸時代より講談の主人公となる。 大楠公(だいなんこう) 1294〜1336。
今回の「全国神社お参り旅」では、神戸市中央区の湊川神社を参拝いたします。 JR神戸駅から徒歩3分というアクセスで、近くには新開地という繁華街がある湊川神社。歴史ファンなら湊川の名を聞いて、即座に楠木正成公を思い浮かべるでしょう。正成公が足利軍との激闘の末、戦死した湊川の戦いの地でもあります。 御祭神はもちろん楠木正成公で、大楠公として祀られています。正成公は知略に優れた武人として後醍醐天皇に忠節を尽くしたというだけでなく、智・仁・勇の三徳と誠忠節義の精神を後世に伝えた偉人でもあります。 神社の創建は明治元年でしたが、江戸時代には水戸黄門でおなじみの徳川光圀が大楠公の墓所を建てたそうです。光圀自…
私本太平記(七)吉川英治吉川英治歴史時代文庫691990年4月11日 第1刷発行1990年9月13日 第3刷発行 (六)の続き。 megureca.hatenablog.com 新田義貞の軍に追われて、九州まで逃れた足利軍。後醍醐帝のために戦っていたはずが、気が付けば後醍醐帝に攻められることに。でも、持明院統を味方につけたことで、皇族を否定してるわけではないという意思表示の尊氏。さぁ、どうなる?! 目次 風花帖(つづき) 筑紫帖 湊川帖 本の裏の説明には、”一夜にして、人間の評価が変わるのが乱世の慣いである。尊氏が”筑紫隠れ”の朝、新田義貞は、凱旋将軍として、堂上の歓呼をあびていた。左近衛ノ中…
私本太平記(四)吉川英治吉川英治歴史時代文庫651990年3月11日 第1刷発行2012年2月3日 第28刷発行 (三)の続き。 megureca.hatenablog.com 裏の説明には、”元弘三年は、また正慶二年でもあった。敵味方によって年号が違うのも異常なら、後醍醐帝が隠岐に配流という現実も、尋常の世とはいえない。眇(びょう)たる小島は風濤激化、俄然、政争の争点となった。不死鳥の如き楠木正成は、またも天嶮の千早城に拠って、五万の軍勢を金縛りに悩まし続けている。一方、去就を注目される足利高氏は、一族四千騎馬を率いて、不気味な西上を開始する。”とある。 (三)では、後醍醐帝が隠岐に流されて…
大阪府千早赤阪村の不本見神社 (ふもとみじんじゃ) 周辺には不思議な話が伝わる。 むかし、子供たちが不本見山で相撲をとっていたところ、樹々のうえのほうから「ヤーホ、ヤーホ」と声がした。見上げるが誰もいない。ただ風が吹くばかり。そしてどこからか笑い声が聞こえてきた。 子供たちは怖くなって逃げかえり、大人たちをつれて山に戻ってきた。 みなで手分けしてあたりを探しまわるが、誰もいない。 ふと見ると、子供たちが脱ぎ捨てておいた衣服が、きれいに畳まれていたという。 ああ、これはきっと相撲好きの神様が、子供たちの取り組みを楽しみに見に来られたのだということになり、以来、不本見神社では子供たちによる奉納相撲…
近所のサービスステーションに貼ってあった一枚のポスターに目を奪われました。「大塔宮物語」「楠木正成の久子」と書いてある演劇のポスターでした。私の好きな偉人ベスト3に入る、楠木正成。(ちなみに私は数年前に行われた「楠木検定」を受験して、一級をもっています笑)楠公をテーマにした演劇が宝塚であるとは! そしてポスターをじっくりみてみると、ん?男性が女性を演じている写真が。宝塚歌劇の逆バージョン。ますます興味惹かれました。キャストをみると、一人二役もされているようです。オリジナルミュージカルとあるので、きっと演劇と歌とあるのでしょう。 当日会場に行ってみると大勢のお客さんがすでに着席していました。歴史…
足利尊氏 室町人物伝コミック版 日本の歴史31監修 加来耕三ポプラ社、2012年7月 第1刷 歴史の勉強、足利尊氏について。鎌倉時代の末期、突如として出てくるので、よくわかっていなかった。試験勉強なら、まぁ、「室町幕府をつくった人」ということでいいのだけれど、楠木正成や新田義貞との関係も、私にはスッキリしていなかった。後醍醐天皇との関係もう含めて、マンガで勉強。 足利尊氏は、源氏の血を引く幕府側の人間。新田義貞も、源氏の血をひく人間。 鎌倉の末期、北条高時の時代は、高時がきちんと政治を見ないこと、そして腐敗した武士による世の乱れで、人々は困窮していた。そんな乱れた世で、庶民の味方になっていたの…
B150 <楠木正成公との歓談> 23年6月2日談(4日公開) 千早・上下の赤坂山城跡と 金剛山の登山&葛城山へロープウエイで登って来ました。 (なんと金剛山山頂へのロープウエイ会社はコロナで倒産) 阿山>楠木正成さんをお願いします。 巫女>ずいぶん落ち着いてらっしゃって 武士のお姿では見えますけどね。 もうちょっと穏やかですね。 もちろん時代が経ってますから。 守りの次元にはいるみたいですよ 死ぬまでとか 7代とかずっと その場所に居続けると決めたみたいですから 守られている土地とかね亡くなっているのですけど 子孫とかその辺のところにいるみたいですけど ただ土地にずっと張り付いているわけじゃ…
1917年樟蔭高等女学校設立認可に始まる「学校法人 樟蔭学園」の歴史は100年以上に及び、今でも1918年学園創立時の建物2棟(試食室・洗濯教室)が「樟古館」、1927年樟蔭高等女学校が創立10周年に辺り学校関係者及び一般の寄附を募って前庭に建築された「樟蔭紀念館」が「記念館」として保存され国の登録文化財に登録もされて居て、「記念館」方は2021年に耐震及びリニューアル工事が行わ多目的スペースとして活用されてるそうです。 今回は「田辺聖子文学館ツアー」の前に、文学館学芸員さんに女学校の雰囲気を今に伝える大正モダニズムの薫り高き「記念館」の外観を中心に、学園の歴史などをご案内して頂きました。 長…
【楠木正成公との歓談】今の日本人について B150<楠木正成公との歓談> 23年6月2日談(4日公開) 千早・上下の赤坂山城跡と金剛山の登山&葛城山へはロープウエイ 巫女>ずいぶん落ち着いてらっしゃって 武士のお姿では見えますけどね。穏やかですね。 もちろん時代が経ってますから。 守りの次元にはいるみたいですよ 死ぬまでとか 7代とかずっとその場所に居続けると決めたみたいですから 守られている土地とかね 亡くなっているのですけど 子孫とかその辺のところにいるみたいですけど ただ土地にずっと張り付いているわけじゃなくて 日本国の安泰を見守るという意味で守護的な形を 含めていらっしゃるという感じで…
湊川神社へぶらり散歩してきました。普段よりなんとなく人出が多いなと思ったら、楠公まつりでした。詩吟などを鑑賞できるようでした。
こんにちは、クラセです😄 先日のことです。 大阪出張してきました〜 別予定で関西空港経由で2日間の計画もあったのですが、新幹線で日帰りなりました。 関空経由なら天美に寄ってみたかったので、そのへんは「大阪出張②」のほうにまとめます。 始発で品川駅に向かいました。 せっかくJREポイントで朝食を買おうと思っていたのに、朝早すぎてニューデイズやエキュートが閉まってるオチからスタート(笑) 仕方なく新幹線改札へ向かいます。 始発前なのでシャッターが閉まってました。初見です。 改札の手前に売店が1っだけあったので、飲み物とカツサンドとカフェラテをゲットしてホームへGO 窓から景色を見ていたのですが、夜…
《 御神島紀行 その2 》 雄島―平泉寺白山神社―岡太神社・大瀧神社―御神島―常神社 平泉寺白山神社 「平泉寺白山神社へいせんじはくさんじんじゃ)」は、福井県の勝山市平泉寺町に鎮座しています。 ここは「白山信仰」の越前国側の拠点でした。 白山は、泰澄により717年に開山されましたが、天台宗の比叡山延暦寺系の寺でした。 明治時代になって、神仏分離までは仏教寺院の「霊応山平泉寺」でした。 その後は、白山神社として「平泉寺白山神社」となって今日に至ります。 しかしながら―――平泉寺の歴史には、数多くのドラマがありました。 泰澄によって「白山」が開山されて、平安時代以降は比叡山延暦寺の勢力下に入り、「…
時々歴史パターンに触れるが、現代をまだ変革期と思ってない人が多い。 第15代宮澤首相が敗れて自民党が下野した時からもう30年が経つ。 その間に景気は上がらず、政権交代や大地震、海外では戦争、さらに人類削減計画(グレートリセット)を唱えるユダヤ人たちが跋扈(ばっこ)している。 そのおかしな事態を異常と思わず、一見平和な身近な日常から実は現代が歴史パターン通りに推移していることに気付いてない。 革命の「革」の字が動物の季節変わりの時の換毛から来ているように、まだ知られてない生物群の自己保存本能から歴史の自浄作用はある。 まず、長期権力は必ず腐敗するし、自民党とて例外ではない。 次に各地で反乱や暴動…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 2024年4月19日 MicrosoftStartニュース JBpress「東京に「城跡」が多い意外な理由、世界屈指の大都市・江戸で流行したとあるものとは? 西股 総生 撮影/西股 総生 © JBpress 提供 (城郭・戦国史研究家:西股 総生) 創作ないしは捏造された伝承も 東京23区に古城を訪ねるシリーズも、いよいよ最終回。ここまで、23区内に意外なほど多くの城跡があることに驚いた読者もいるかもしれない。ただ、前稿で紹介したような怪しげな城跡伝承地も、実は23区内には多いのだ…
世界遺産の《白山平泉寺》の石畳を歩けばその佇まいに時の流れを感じる。 それまでの暑さは涼しさに変わる いつ朽ち果ててもおかしくない 本堂 護り龍 楠木正成公の墓 一番奥の正殿 それにしても、この石を並べた階段は曲者。古人の歩幅に現代人は合わず。登りより下りは危険。雨上がりには行かない方がいい。滑りやすい。 次に行ったのは、全長45mの揺れる《かずら橋》 下を見れば、隙間だらけで怖さ倍増 かずら(藤のツタ)に捕まらないと歩けない。 回避道あれど再びかずら橋を戻る この揺れる橋は有料でした ランチは〈越前きたまえ寿司〉 大河ドラマ館『光る君へ』 土産物店『越前蕎麦の里』に寄ったが何も買わず。 本来…
4泊5日の福井・金沢旅行、1日目。 9時20分に羽田空港発のJAL185で約1時間、10時20分に小松空港に到着。 空港には、恐竜博士、こまQピアノ、安宅の関 弁慶像があった。 外に出ると、黄砂が酷い。 元祖ソースカツ丼、ヨーロッパ軒 豊島分店で、トリオ丼(カツ1枚、エビフライ1枚、メンチカツ1枚)を食べる。 http://yo-roppaken.gourmet.coocan.jp/ 越前つるきそば本店も候補になったが、木曜日が定休日だった。 https://www.echizen-tsurukisoba.com/ 福井駅西口広場は恐竜広場となっている。 福井は恐竜王国とも呼ばれ、日本で発見さ…
曲亭馬琴(滝沢馬琴:滝沢は本名、馬琴はペンネーム。なので正確な筆名は曲亭馬琴。でも本投稿ではよく知られた滝沢馬琴で押し通します/笑)の代表作「南総里見八犬伝」はその名前の通り南房総をメインの舞台にした大長編作品ですが、その冒頭に登場するのが房総半島の西端にある洲崎神社です(当時は神仏習合で「洲崎明神」でしたが)。 振り返るとすぐに浜辺。南国テイストたっぷりな入口。 洲崎神社&養老寺のマップ 後述する役小角を祀った岩屋の説明 この神門をくぐると拝殿へと続く長~い階段が待ち受けております。 でも振り返るとなかなかにいい景色 ↑が拝殿。↓がその裏にある拝殿。色彩のコントラストがなかなかに印象的 「◯…
5chアニメ速>青野原の戦いで幕将土岐頼遠を破るが、義貞との連携に失敗し直進を遮られたため、転進。伊勢経由で迂回して大和などを中心に北朝軍相手に果敢に挑むも遂に和泉国堺浦・石津に追い詰められ、石津の戦いで奮戦の末に幕府執事高師直の軍に討ち取られて戦死した。享年20歳。【逃げ上手の若君】松井優征 集英社5chアニメ速 1あの白目サイコはいつ死ぬの5chアニメ速 2高師直強過ぎない?if(typeof(adingoFluct)!="undefined") adingoFluct.showAd('1000194985'); window.gnshbrequest.cmd.push(function(…
さゆジャージをクリーニング。 もちろん、デラックス仕上げで! 左は神戸で着たオーバーオール。 クリーニング屋のおばちゃん、道重さんを知ってるそうで、「優しそうな子だよね」と言って下さり嬉しかったです! さて、今日は名古屋でさゆのイベントがありました。 準備はしましたが、時間がなくなり行きませんでした。 まぁ、またどこかでさゆとお話しできたら、と思います。 そんな訳で、名古屋へ行く途中、寄ろうと考えていた飯田市にある神社へ、今日は行ってきました! ここは、先日の神戸でお参りした湊川神社のご祭神である楠木正成公が祀られています。 湊川神社の社紋もあります。 湊川神社宮司さんの揮毫の額もありました。…
寝る前に書くことにタイトルなんか付けない。真澄がぶがぶ飲んだらおねむになったんで、本編明日書きます。 m(__)m バンテリンレディース 勝負あり! 竹田麗央、お見事!! \(^o^)/\(^o^)/試合は単独首位の岩井明愛と単独2位の尾関彩美悠がスコアを落とす中で竹田麗央がToday―2で優勝。 竹田さん、4度目の正直で優勝! 竹田さん、おめでとう!! \(^o^)/\(^o^)/岩井さんと尾関さんはボギーの多い1日になってしまった。今週は2位タイの二人、鶴岡果恋選手とイ・ミニョン選手の健闘が光った 鶴岡さんもミニョンさんも最終日ノーボギー♪ o(^o^)oo(^o^)o 二人とも次週フジサ…
標高二百数十メートルの溝辺台地への斜面部中腹、鹿児島神宮の西側に当たる霧島市隼人町朝日集落には「不讃池(ほめずがいけ)という、ちょっと変わった名前の池がある。 旧隼人町教育委員会発行の「隼人町の民話」に、この池の話が収められている。 朝日に「ほめずが池」という池がある。この池のかたわらに「池の大王神社」という龍神をお祭りする小さな神社がある。 むかし、この神社に母と幼い娘がお詣りに来た。母がお詣りをする間、一人で遊んでいた娘が蛇の目傘をクルクル回しながら「なんときれいな池でしょう」とつぶやいた。すると突然娘は見えない力で引き寄せられ、池の中に飛び込んだ。 驚いた母親が、何度も娘の名前を呼び続け…
ものすごく久しぶりに金剛山を登ってみまして、楠木正成さんゆかりの千早城と観心寺を訪れましたら春ならではの爽やかな清閑さを満喫することができてかんたんしました。 山に登るにせよ寺社を訪れるにせよ、新緑の季節は本当にいいものです。 www.chihayaakasaka.org www.kanshinji.com この日は電車とバスで金剛山登山口まで参りました。 登山って駐車場のスペース限られるし道は混むしで車で行くか公共交通機関で行くかいつも迷いますよね。 たぶん一番メジャーな登山コース。 現在地から山頂(国見城)までまっすぐ登って、帰りに千早城(千早神社)へ寄って降りてきます。 片道1時間くらい…
【特別篇】 日本の春の絶景~近畿篇~ 全70スポットを紹介! 日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。 まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて 魅了されたという人も多いはず。 今回は、近畿エリアの絶景&風物詩をまとめて見ました。 ◆ 三重県 🏕️ かざはやの里の藤まつり。 津市にある「かざはやの里」では、「九尺藤」「本紅」など10種類 1,800本の藤の花が咲き誇る。 世界で一つだけのデザインである 「九角三段円の藤棚」のほか、 「末広がりの扇の藤棚」「藤タワー」など見どころがたっぷり。 ペットの入園も可能なので、一緒に花の観賞を楽しんでみてはいかが? 開催期間:2…
「酒呑童子絵巻」 根津美術館所蔵 というわけで後半です。前編を読んでくださった方、ありがとうございます。 前編ではもともと武士とは「破邪/辟邪の力」を朝廷から期待されており、その力でもって災厄やケガレが朝廷に降りかかるのを防ぐ役割を担っていた。酒呑童子伝説で有名な源頼光とその子孫が代々任じられていた「大内守護」という役割においても現代的な警備員や近衛兵とは違い呪術的な力も求められており、それこそ本来の意味での「武力」であった...しかしそれも鵺退治でおなじみの源頼政が打倒平家に挙兵して敗死したのを機に「武力」といえば「破邪/辟邪」ではなく現在の我々が思い浮かべる暴力的な力が主流になっていく..…