千葉雅也. 勉強の哲学—来たるべきバカのために 増補版. 文藝春秋, 2020, 254p., (文春文庫ち/9/1). ◯要約 ・はじめに (pp10-16) 勉強とは、他者と共感し合う集団のノリからいったん抜け出し、自己目的的なノリを獲得することである。 ・第一章 勉強と言語—言語偏重の人になる (pp17-56) 人は環境に支配されて生きている。言語を、その環境に即した意味ではなく言語そのものとして扱えるようになると、環境や自分自身を深くみることができるようになる。 ・第二章 アイロニー、ユーモア、ナンセンス (pp57-116) 環境(コード)に対しアイロニー(つっこみ)をいれ、ユーモ…