4月9日、三鷹市芸術文化センター 星のホールで、横山拓也作「粛々と運針」を見た(演出:上田一軒)。 子どもをもたないことを約束して一緒になった夫婦に妊娠の気配。二人で住むのにちょうどいい一軒家を建てたばかり。どこからともなく猫の鳴き声がするけど、夫は交通事故で頸椎を痛めており、探せないと言う。一方、入院中の母親の見舞いを終えた兄弟。まだ治療の余地があるにも関わらず、尊厳死を選ぶと言い出した母親に頭を抱える。病室にいた「金沢」と名乗る高齢の男性にそそのかされたのかもしれない。一体あの人は誰なんだ? 二つの平凡な家庭に突如噴出した命にまつわる葛藤を、周到な会話の応酬で描き出す(チラシより)。 その…