**1983年の日記の中より** ☆1月1日晴 「午前祝辞を記する。日本弁護士連合会人権擁護委員会宛。午後本、新聞読む。一時間ほど室内体操行なう。昨夜は一時頃眠って今朝七時三十分に起床した。監獄の元日の挨拶でも「おめでとう」と言うんですよ、ちょっとてれながらね。朝食は餅。昼と夕は白米。リンゴ一、みかん二、折詰め一、今日は、以上のご馳走が出た。元日に痛感したことは、ただ見ているだけの生活に甘んじては人間の尊厳はないということであった。要するに、すべて積極性を持って改革してゆかなければ周囲は良くならないのである。 本年はわれわれの勝利の途が完全に切り拓かれる。会の存在が私を支え、日々の生活に絶大な…