「北朝鮮による拉致被害者」の「横田めぐみさん」の母である横田早紀江さんの著書。 「あの出来事」の後の、悲しみの日々の中、知人に聖書を進められ、キリスト教に触れ、洗礼も受ける。 ヨブ記の記載が印象に残る。 男子7人と女子3人の親であるヨブは、財産も多く、信仰も篤かった。 だが、子どもたちを全員亡くし、財産も無くし、自身が病気になる。 それでも信仰を失うことが無かった。 その姿は、横田さんの境遇にも重なるだろう。 あえてマスコミが避けてきた(ように感じられる)キリスト教と横田さんの関係性が、多くのことを考える上で、大切なことだったというのが分かる。 心を打つような言葉が溢れた本である。 余談だが、…