中村橋之助、歌舞伎役者、屋号は成駒屋
1965年生まれ、東京都出身、本名は中村幸二 父は七代目中村芝翫、兄に九代目中村福助 3人の男子に恵まれ、国生(くにお)、宗生(むねお)、宜生 (よしお) 幼少より歌舞伎好きで有名、名子役としてもならした。 今度、正統的な歌舞伎立役としての精進が大いに期待される。
京都に所用があって行ったので、ついでと云う訳ではないが万博で賑わう大阪に足を伸ばし、松竹座にて万博開催記念公演を観劇。新作中心で筆者的に特別興味をそそる狂言立てではなかったが、若手花形が奮闘しており、中々楽しめる内容であった。入りとしては筆者が観劇した日は一部の入りが今一つではあったものの、二部・三部は満員に近い盛況。芝居としても判りやすく、その分肚のある狂言はなかったが、外国客や初めて歌舞伎をご覧になる方にはうってつけの狂言立てであったと思う。 第一部の幕開きは『今昔歌舞伎草紙』。藤間宗家勘十郎振付による日本舞踊。青虎の口上の後に前半は花柳杏子・藤間勘松音・藤間勘知恵らによる日本舞踊家四十名…
続いて新春浅草歌舞伎第一部を観劇。入りは二部同様大入り満員の賑わい。これだけ入るなら、正月だけの公演と云うのはもったいない。松竹の通期営業損益が大幅に下方修正されて、赤字であると云う報道もあった。演劇事業も低調な推移だと云う。浅草で興行を打っても松竹には大した実入りにはならないかもしれないが、このメンバーで例えば新橋演舞場で公演を行うと云う手はあると思う。絶対にお客は入ると思うのだが。歌舞伎座と喰い合うのを恐れているのかもしれないけれど。 最初は恒例「お年玉挨拶」。筆者が観た日は玉太郎で、この公演に出られる喜びを語り、終演時間も早いので、お客様には真っ直ぐ帰らず浅草のお店で食事でもしていかれた…
やはり筆者的にはこれを観ないと年が始まらない若手花形が集う新春浅草歌舞伎。正月らしい気分が横溢していて、実にいい雰囲気。まず第二部を観劇したが、満員の盛況。いや~歌舞伎の未来は明るい。コロナ過の間は上演が中止されていた浅草歌舞伎。いや~本当に日常が戻って来て、良かった。歌舞伎座より、若い見物衆が多い印象なのは、例年の通りであった。 去年迄は、松也や巳之助、歌昇、米吉らを中心としたメンバーであったが、今年から橋之助が座頭になり、新たに染五郎・鷹之資・左近・玉太郎・鶴松が加わった。十代が二人も入り、平均年齢が十歳近く若返った感じであろうか。間違いなく将来の歌舞伎界を担うメンバーだ。この若い役者達が…
歌舞伎座第二部を観劇。中村屋兄弟に高麗屋親子、成駒家三兄弟がそろい踏みとあってか、ほぼ満員の盛況。連日酷暑が続いているが、歌舞伎座の方も熱い盛り上がりを見せている。新作の上演であった三部に対し、この二部は黙阿弥+舞踊と云う王道の狂言立て。今月の三部の中で、筆者的にはこの部の「新三」が一番の楽しみであった。その感想を綴りたい。 幕開きはその『梅雨小袖昔八丈』、通称「髪結新三」。云わずと知れた黙阿弥の傑作世話狂言。色々な役者が手掛けているこの新三。当代では高麗屋・音羽屋の大名題を始めとして、芝翫・松緑・菊之助が演じている。今回そのラインナップに新たに勘九郎が加わった。中村屋にとっても、十七世・十八…
宝塚新春初舞台、月組公演『月、雪、花』 【会場】宝塚大劇場 【主演】珠城りょう、美園さくら 【演出】植田紳爾 【監修】板東玉三郎 所謂、日本物レビューです。毎年初舞台の恒例だそうです。和装で日本舞踊と和風の歌とクラシック名曲のバック奏を背景とした華やかな舞台。物語性はありません。歌はほとんど宝塚賛歌でした。奇麗、華やか、春めく、みずみずしさに尽きる舞台でした。 語るべからず、見るべし。 月組新春公演(口上、珠城りょう) 月組トップ2(美園さくら、珠城りょう) その後NHKスタジオで次の二名(+映像参加一名)によるトークがありました、 【座談】真琴つばさ 中村橋之助 (映像)上原りさ 橋之助は、…