まるで昔の絵本をみているような美しい舞台だった。書き割りが芸術的に美しく、彦三郎弁慶、萬太郎牛若丸のピタリとはまった絵面。 美しく笛を吹きながら登場の牛若丸。人を斬るのが趣味らしいから、ずいぶんサイコな牛若丸という設定だから、よく知る設定と逆ですね。(ちょっとそれ、どうなの?)菅田将暉義経ならアリ? 人を斬るのが趣味の牛若丸を、成敗しようと現れるのが弁慶。 ドスドスと、力強く自信満々。最初は女と思って見過ごそうとするのですが、あにはからんや、足をすくわれそうになってしまいます。その女かと思われたのが牛若丸でした。ひらひらとかわされ、翻弄され、ついには負かされる。 弁慶はすっかり感心して家来にな…