展覧会のタイトルは”それは かげろう”。 作者のプロフィールを確認すると、同ギャラリーで数回開催されている”わたしのともだち”展でも作品が並んでいたよう。 なるほど本展でも、家族と猫が写った作品が数枚ある。 多くを占めるのは、そうした日常の何気ない行動や風景をとらえたモノクロームのスナップ。 これだけの年月を生きて来て、今更ながらに思うのは、過去は儚く消えていき、朧げな記憶と、写真のような形で残される記録ばかりが残る。 水が写り込んだ作品が多いのも特徴的。 タイトルが示すのは「蜉蝣」か「陽炎」かは判らぬが。 会期は~12月12日(木)まで。