1988年3月12日に公開された劇場アニメーション映画。
ガンダムシリーズ初となる完全新作の劇場用オリジナル作品。
『機動戦士ガンダム』の一年戦争から14年後、『機動戦士ガンダムΖΖ』の第一次ネオ・ジオン抗争から5年後の、宇宙世紀0093年の第二次ネオ・ジオン抗争が舞台。アムロ・レイとシャア・アズナブルというシリーズの主人公ともいえるふたりのキャラクターに焦点を当てて、『機動戦士ガンダム』から続く一連のストーリーの完結を描いている。映画版の白兵戦はシーンは見ごたえばっちりに仕上がっていて、ガンダムシリーズ最高の映像作品に仕上がっているという評価も高い。
当初の予定ではこのタイトルは、TVシリーズの『機動戦士Ζガンダム』のサブタイトルとなる予定で、Ζガンダム放送前には関係者からそのようなコメントも発表されていた。
宇宙世紀0093年、行方不明となっていたシャア・アズナブルはネオ・ジオンを再興し、地球連邦政府に宣戦を布告した。隕石落としを実行に移したネオ・ジオン軍に対して、ブライト・ノアが指揮するロンド・ベル隊は孤立無援の戦いを強いられる。そこには、シャアのライバルであるアムロ・レイの姿があった。しかし、彼らの善戦も空しく、5thルナは地球へ落下していく。
http://www.sunrise-inc.co.jp/works/list/detail.php?cid=57
シャアの動向に脅威を感じたアムロは、サイコフレームを組み込んだMS、νガンダムを受け取るため、開発主任のチェーン・アギが待つ月へと向かった。
その頃、ブライトの息子ハサウェイ・ノアは、宇宙に上がる途中でクェス・パラヤに出会い、彼女に惹かれる。
小説版は現在二つのタイトルが刊行されており、片方の「ベルトーチカ・チルドレン」はアムロがベルトーチカ・イルマと結婚していたり、シャアのMSがサザビーではなくナイチンゲールになっているなど、キャラクターや設定などが劇場版と大きく違い、劇場映画の最初の企画段階のシナリオに準じた内容になっている。
もう片方の「ハイ・ストリーマー」は映画版に準じた話で、映画より「前」の話を知る事が出来るものとなっている。