ワガハイが子供だった頃、お年寄りといったら明治生まれだった。 明治というのは、1868年から1912年までの元号で、その前が慶應で1865年から1868年となる。 というワケでワガハイの幼少期には、もの凄く長寿だった慶應生まれの方が存命していたかもしれない。残念ながらワガハイの身近には居なかったけれど。 そうしたコトか案外、江戸時代というのも全く遠い時代というワケでもなかった。どの様な暮らしをしていたのか、というコトを祖父母の伝え聞いた話によって興味深く聞けたのだ。 特に、井戸の話は多かった。隣の家の井戸の方が深くて、お茶を淹れると美味かったとか不味かったとか・・・やっぱり水の話になると、お茶…