夕闇迫る雪の庭 宙から降ってきた人、雪原に立つの巻? 雪が降ったりすると、温かみのあるロシア民話のことを思い出す。 想像がつかないくらい寒さの厳しい地域だからこその、子供心をくすぐって 想像の翼がはためくような心温まる物語が生まれてくるのだろうと思う。 教訓的だったり、想像力が膨らむものだったり、恐ろしげな話だったり、 内容も多種多様で面白い。 最近、時々心をかすめるロシア民話は「金のさかな」。 この世界(地球環境)と人間の心のありよう、欲望の果てしなさをあそこまで 素朴な形で、しかも真をついているのは秀逸としか言いようがない。 大抵の方は読んだか、聞いたことがあると思うが、念のために お話の…