創価学会では選挙活動を日蓮の立正安国論に重ね「国家諌暁の戦い」とか「立正安国の戦い」なんて事を言いますが、そももそ立正安国論に纏わる出来事、またそれに対して日蓮がどの様に感じていたのか、細かく理解はしていません。これを理解するためには歴史的な背景をしっかりと理解する必要があると私は思うのです。 安易に言葉を用いるのは、あまりよくない事ですね。 ◆正嘉の大地震 日蓮が鎌倉に住んでから四年後、35歳の時に鎌倉は「正嘉の大地震」に見舞われます。 この自身は正嘉元年8月29日に関東地方南部を襲った大地震です。震源は相模湾と言われており、マグニチュード7.0~7.5程のものであったと考えられています。鎌…