サラリーマン時代に人事労務的な仕事をやったこともあり、ジョブ型雇用とは何か、よく理解したいと考えてかつて購入した本である。 日本における多種多様で錯綜した労働環境(正社員・派遣社員・パート社員、請負契約、etc.,)、それらの歴史的変遷、外国人労働者・女性活躍の課題、などなど日本の労働者は一体どんな歴史的環境のなかで働いているのか、ますます解りにくくなっているなかで、単にジョブ型労働契約の定義を語るだけでは話は済まず、日本における労働形態の変遷、世界の労働組合の歴史などにも目配りされて語られる。悪名高き外国人技能実習制度の変遷、定年後再雇用の問題、なども射程に入る。と言う事で、大変勉強になった…