人の信じる正義とはどうしてこうも屈折してしまったのか その根源はね、人が武器と金を得たことから始まると言われている 武器は権力をよび、金は欲望をうんだ 太古の時代から人は権力と金の力に抗えなかった 権力を持つものはより金の力を得て、その地位と名誉を欲しいがままにした。 その頃からではないのか 人が正義をはきちがえるようになったのは 正しいことをするには社会的地位とそれなりの金の力が必要だ どちらにも恵まれぬ人生を送るものは、口をつぐみ いち庶民として平凡な人生を歩むことが正しい道だ 財力と権力は人を狂わせてきた 価値観も常識も良識も標識も そしてそこに残されてきた英雄の姿さえも 英雄とはなんな…