日本映画
三村新之丞(木村拓哉)は、最愛の妻・加世(檀れい)、父の代から仕える徳平(笹野高史)と、つましく暮らす下級武士。だが、藩主の毒見役をつとめて失明した日から新之丞は暗転する。絶望し、自害しようとする新之丞を加世は必死に思い留まらせるが、愛する夫のため、口添えを得ようとして罠にはまり、番頭・島田藤弥(坂東三津五郎)に身を捧げてしまう。その行為を、夫婦の契りを絶つ裏切りと感じた新之丞は、加世に離縁を言い渡し、復讐を誓い…。
新装版 隠し剣秋風抄 (文春文庫)
隠し剣秋風抄新装版 (文春文庫) [ 藤沢周平 ]価格: 814 円楽天で詳細を見る 1 酒乱剣石割り 家老は、商人と癒着して藩政を壟断した松宮久内の粛正を行うため、まず松宮の息子で剣豪の佐十郎を倒すことを決意する。相手に推薦された弓削甚六は、秘剣石割りを習得する天才剣士だが、無類の酒好き。 家老は事が済むまでの禁酒を命じた。ところが左十郎を成敗するために城中に身を潜めている中、心の乱れを感じ、酒を求めて台所に飛び込んでいった。 *まさしく「酔剣(拳)」。何かに秀でている人は、「普通の人」とはちょっと違うと思わせます。 2 汚名剣双燕 河西伝八郎が同僚を斬った時、道場で三羽烏の1人と呼ばれた八…
引用元:松竹DVD倶楽部 本作『武士の一分』は山田洋次監督による時代劇『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』に続く三部作の完結編に当たるそうです。なんと興行収入40億円を記録したらしく、10億が大ヒットの基準とされている中で、大大大大ヒットですねΣ(・ω・ノ)ノ! 時代小説好きなら知らぬ人はいない藤沢周平という人の『盲目剣谺返し』という小説が原作です。藤沢周平さんは江戸時代の庶民の暮らしと下級武士の作品を多く残されているみたいですよ(*'ω'*) 山田洋次監督による三部作もすべて下級武士の苦悩と苦難をテーマにして物語が展開されているようです。昔は士農工商という身分制度があって、武士といえば士農工…
武士の一分 [DVD] 木村拓哉 Amazon 武士の一分としか申し上げられません。 武士になってもキムタク。ある意味スゴイ。 加世がきれいすぎて生活感が一切ない。 切腹のシーンは怖い怖い。お経が怖い。 自分の家のことなのに親族会議に諮られるってなんだかなぁ。今も昔もめんどい親戚関係。 べっとりした叔母。 やたらリアルな下男役。 必殺剣の話というよりかは恋愛映画だなー。 武士の誕生 (講談社学術文庫) 作者:関幸彦 講談社 Amazon 新装版 隠し剣秋風抄 (文春文庫) (文春文庫 ふ 1-39) 作者:藤沢 周平 文藝春秋 Amazon 「武士の一分」・イチローの人間像: 藤沢周平・山田洋…
2006年 松竹 監督:山田洋次 出演:木村拓哉、檀れい、笹野高史、坂東三津五郎、緒形拳 【あらすじ】 三村新之丞(木村拓哉)は、最愛の妻・加世(檀れい)とつましく暮らす、海坂藩の下級武士。「早めに隠居して、子供がたに剣を教えたい」と夢を語る、笑いの絶えない平和な日々は、藩主の毒見役をつとめて失明した日から暗転する。絶望し、自害しようとする新之丞を加世は必死に思い留まらせるが、愛する夫のため、口添えを得ようとして罠にはまり、番頭・島田藤弥(坂東三津五郎)に身を捧げてしまう。義を重んじ、卑怯を憎む侍としての「心」と、ひとりの男としての「愛」の狭間で、新之丞の怒りは激しく燃え上がり、己の「一分」を…
一分とは日常会話で聞きなれない言葉である。満足が十分だとすれば、これはあるものを成立させる必要要件である。さて、武士の一分とは何か。本懐などと言う晴れがましいものではなく、あはれを帯びた作品であることがタイトルから十二分に察せられる。 本作には様々な武士が登場する。とりわけ高齢による認知症の傾向が見られることによって人間性の陰影がくっきりと浮かびあがる藩主の「武士の一分」にも最後まで注目したい。 イスに揺られ暖炉の火を見るともなく、本を開き読むともなく、しばしまどろむひととき
藤沢周平先生の原作を読み直したくなりました。 武士の一分メディア: Prime Video