国造りの祖神とされる、古事記に記された建平鳥(タケヒラトリ)に込められたメッセージの謎を解く。これより西方由来の民族の出自を明かしていく。次の流れで紹介していく。・建平鳥(タケヒラトリ)・国造の祖神・天之菩卑(アメノホヒ)・7氏族の国造と現在の都道府県・纏向型前方後円墳と魏や呉への遣使・天之菩卑と墓碑・国造と虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)・タケヒラトリとヒラクテリ・ミズラとヒラクリティ まず、建平鳥について。 ■建平鳥(タケヒラトリ)古事記に登場し、日本書紀には登場しない神である。・武日照(タケヒナテリ)・武夷鳥命(タケヒナトリノミコト)・天夷鳥命(アメノヒナトリノミコト)もこの建平鳥と同一の…