ドイツ文学者、一橋大学教授。1963年11月生まれ。卒業大学不詳。1998年東京大学大学院ドイツ文学科博士課程満期退学。2000年一橋大学言語社会研究科助教授。07年准教授、09年教授。専攻は一四世紀神秘神学者マイスター・エックハルト、および表現主義を経て現代に至るその系譜。ブリクサ・バーゲルトによるパフォーマンス“記憶の執行”95年日本公演にテクスト作成スタッフとして参加。また、ノイバウテンのアルバム“タブラ・ラサ”“エンデ・ノイ”日本盤歌詞対訳を担当。
【 どろろ草紙縁起絵巻 1996年6月22日発刊 フィルムアート社 武村知子 】 帯に、 《 手塚治虫原作、幻の怪奇TVアニメ『どろろ』― 27年後のいま、その封印をついにこじ開ける ホゲタラ・メランコリック・メタフィクション ― 480枚 》 と、有る様に、 独特の文体で語られる “ ホゲタラ・メランコリック・メタフィクション ” です。 “メタフィクション ” とは、それが作話であるということを意図的、あるいは自己言及的に読者に気付かせることで、虚構と現実の関係について問題を提示する作劇法で、「劇中劇 ( 作中作 )」「作品の創作者やスタッフが作品内に出演するもの」「登場人物が作品から逸脱…