昭和7(1932)年、島根県安来市大塚町生まれ。昭和36(1961)年に水木しげる(本名:武良茂)と結婚。以来、半世紀近く、マンガ家・妖怪研究者として活躍する水木しげるを支え続けている。 2008年には自伝「ゲゲゲの女房」を出版、2010年、これを原案とした同名のドラマ(NHK連続テレビ小説)が3月から9月にかけて放映されたほか、映画版(鈴木卓爾監督)も公開される予定である。同年『第61回NHK紅白歌合戦』ゲスト審査員。
★★★☆☆ 内容 水木しげるの死去など、前作の後に起きた事などが語られる。 感想 序盤は水木しげるが亡くなるまでのことが綴られる。本人も100歳まで生きると豪語していたくらい元気で、個人的にはもうこの人は死なないんじゃないかくらいに思っていたので、亡くなるまでの日々を読んでいるとやはりこの人も人間だったんだよなと思わせられた。本当は120歳くらいになってもニッコニコで長生き自慢をしていて欲しかったが、現実はそううまくはいかない。延命措置をしないことを決め、水木しげるの最期となった時の話には目頭が熱くなった。 そして著者が、夫を亡くした素直な気持ちを率直に語っていて、しみじみとしてしまう。年老い…
★★★★☆ 内容 人気漫画家・水木しげると見合い婚した著者の自伝。 感想 お見合いで後に人気漫画家となる水木しげると結婚した著者。今お見合いと聞くと少し身構えてしまうところがあるが、著者の話を聞いていると案外悪くないかもと思えてくる。結婚の価値をどう捉えるかによるが、助け合って生きるためのパートナーを得るものと考えるなら、こういう始まり方も悪くない。相手がどんな人か分からないドキドキもあって面白そうだが、ただやっぱり一生を賭けたギャンブルになるのが最大のネックか。リスクがでかい。 それから二人の暮らしが始まるのだが、水木しげるの興味深いキャラクターが良く描かれている。よく寝るとか頑張らないとか…