武蔵野大学仏教文化研究所の連続公開講座の2回目が7月4日、同大学武蔵野キャンパス(西東京市)で開かれ、愛知学院大学文学部教授の小野佳代さんが「日本の宝・仏像を未来へ―地域の文化財調査から―」と題して話した。 小野さんは今回の考察にあたり、「過去から現在へ」と「現在から未来へ」と時系列で二分。「過去から現在へ」では国宝に指定された仏像の多くが奈良・興福寺にあることについて、阿修羅など八部衆像のように体格が小柄で像の中が空洞という構造(脱活乾漆造)なので、幾度の火災の際でも運び出せたと説明した。 「現在から未来へ」では、愛知県春日井市の2つの寺で未指定の仏像各1体を調査し、県の文化財指定を受けるに…