汚れのない壁に、自動ドア。 看板には歯科、と大きくわかりやすい文字で書かれている。 そう、歯科の入り口である。 今日は久しぶりの歯科検診。高鳴る鼓動を抑えて、私は足を踏み入れた。 自動ドアを突き破り、そのまま受付を済ませた私は、待合席に腰を下ろす。 これは検診までの準備期間だ。待ち受ける困難の数々に向け、精神を研ぎ澄ます時間。私は、ゆっくりと深呼吸をした。 そうこうしていると、私の名前が呼ばれる。 歯科医:「こんにちは。歯科医の歯(し)ベリアン・歯(は)スキーです」 私:「あ、こんにちは」 歯科医:「本日は検診ということで。では、さっそく見ていきますね」 〜検診開始〜 歯科医:「口を開けてくだ…