《同志国のうち真っ先に韓国を挙げ、日韓の緊密な連携が「双方の利益にとって極めて重要だ」と従来より踏み込んだ》(2024年10月5日付日本経済新聞社説) 果たして韓国は〈同志国〉なのか。韓国がやっていることからすれば、むしろ「敵国」ではないか。自衛隊機へのレーダー照射問題しかり、日韓基本条約を無視した徴用工問題しかり、戦略物資の北朝鮮友好国への横流し問題しかりである。だとすれば、連携よりも、距離を置くのが当然であろう。にもかかわらず、話が逆なのだ。石破首相のこの主張は、反日的と言わざるを得ない。 《日本人学校の男児刺殺事件で中国に責任ある行動を強く求めた。同時に、あらゆるレベルでの意思疎通を重ね…