司馬遼太郎の歴史小説。「小説現代」に1968年(昭和43年)1月から1969年(昭和44年)11月まで連載された。明治政府の司法卿である江藤新平を描く。
初版単行本は1969年に講談社から刊行された。原題は「英雄たちの神話」。現在は講談社文庫(上下、改版2005年2月)。また『司馬遼太郎全集 23巻』(文藝春秋)にも、『殉死』と併収。
歳月 (講談社文庫)
※この記事は広告を含みます にゃんこたんです 昨日の記事で、小野不由美さんの最新作を昨年と書いてしまったのですが、なんと令和元年と5年前でした 失礼いたしましたnyankotanturezure.hatenablog.com 訂正済みです 歳をとるのが早いわけですよ…5年前なんてあっという間でした 一日一日は長く感じたのですが、気づいたらもう5年10年とたっているわけですよ その間に何かを成したのなら良かったのですが、何もないと「何やってたんだろう」なんて思ってしまいます 今がそう思っているところです 計画を立てて毎日を過ごさなければ、こうなってしまうのかと思ってしまいました 先日に、10年後…
歳月 作者:鈴木 敏夫 岩波書店 Amazon 「歳月」 鈴木敏夫(著) 岩波書店 内容 スタジオジブリの屋台骨を支えてきた男 まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 「君たちはどう生きるか」が公開中のスタジオジブリ。 宮崎駿監督、高畑勲監督という2枚看板を支え続けてきた名プロデューサーがいます! 今回は、スタジオジブリプロデューサーの鈴木敏夫さんが、様々な著名人とのエピソードをまとめたものをご紹介いたします☆ 「歳月」 鈴木敏夫(著) 岩波書店 内容 手塚治虫、黒澤明、富野由悠季、米津玄師… もちろん、宮崎駿、高畑勲… スタジオジブリプロデューサー鈴木敏夫氏が出会って来た人々…
歳月作者:鈴木 敏夫岩波書店Amazon 「ぼくは誰と出会い、どんな話をして来たのか」 共同通信配信の人気連載が待望の書籍化!スタジオジブリの名プロデューサーが、手塚治虫、黒澤明、池澤夏樹、富野由悠季、スピルバーグ、米津玄師、あいみょん、ダライ・ラマ14世、そして宮﨑駿ら、その人生の道ゆきで巡り合った人々との鮮烈な思い出を振り返る。闊達な筆致で胸に希望の灯がともる、86のエピソード。 ランキング参加中読書 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、これまでの人生で出会った人たちの「一瞬」を切り取ったエッセイ集。 宮崎駿監督、高畑勲監督がいなければ、ジブリの作品が生まれなかったのは衆目が一致する…
2022.11.01 今日はパブロと義母のいる病院に行ってきました。 小さなロビーに衝立をいくつも立てて 新型コロナワクチンを打ってました。 わたしたちの待つスペースもその一角にありました。 手押し車でやって来た義母の喜ぶ顔に涙がついてました こんなに長いあいだ外部から閉ざされた生活に なるとは思わなかったことでしょう ふたりの息子が精神を病んでることをきいた主治医の先生が義母に 「一生の間ここにいていいよ。」って言ってくれたんです。 これだけでもありがたいことです 義母にとってはまずはパブロとわたしの結婚がなければ、 老夫婦で息子たちの介護生活になるのか、 義父が死んだらという不安がありまし…
10年前の7月は、まだ心を病んでいた頃だった。 知り合いで「鬱の薬が切れると怖いのよ。」と言っていた人と 散歩の途中で出会って、本当に久し振りに道端で話し込んだ。 それがもう10年前の事だった。 その日の事はよく覚えていて、彼女が鬱の薬を飲んでいるのは知っていた。 最近具合はどう?と聞くと、薬が頼りの生活なのだと言うので 自分の事を棚に上げて心配したものだった。 私も調子が今一で、、、と言うと、眠れる? 食欲は?と聞いてくれた。 お恥ずかしながら、ぐっすり眠れるし、食欲も絶好調。 大笑いされた。 それは貴女、鬱じゃないわよ~~(笑)と。 確かに彼女は10キロ以上痩せた。 私もね、心臓を手で鷲摑…
私はこの「歳月」というタイトルが好きです。「時世」といいかえてもいいかもしれない。この本の主人公は、江藤新平。明治維新政府の司法卿であり、佐賀の乱を起こしてあっけなく敗死してしまった方の生涯を描いた作品。 江藤さんという人は卓越した秀才であり(幕末の佐賀藩は藩士を秀才教育していた)、おそらく当時の日本では右に出るものがいないほど西欧の法制度に通じており、維新直後の司法制度はこの江藤さんが考えて作ったものでした。そのまま長生きしていれば、明治政府の行方も、もしかしたら西南戦争を起こした西郷さんの趨勢も変わっていたかもしれない・・・。 江藤さんは、秀才型ですから、戦争の将のタイプではなく、佐賀で乱…
言わずと知れた江藤新平伝である。 いぜん筆者は、司馬遼太郎は時代小説家ではあるが歴史小説家ではないと書いた。 いまさら改める気はないものの、『歳月』は歴史小説に読める。 剣劇のたぐいが入ってしまうのは時代小説のお約束だから、言うだけ野暮だ。 もちろん読者を思ってのこと。歴史の人名と固有名、それから年号だけ並べた論評なんて誰も読まないし、読んでられない。自戒? 反省なんぞしません。書きたいように書く。 逆にいうと、人名・固有名と年号という材料からよくぞここまで話を広げたものである。 何を材料にしたのか知らないから司馬遼太郎の想像力に感心するしかないが、明治時代というのは、出版と流通の変革があった…
音楽番組を見ていて 最初は誰だかわかりませんでしたがポリーニでした ベートーベンの31番と32番よかったです ふだん見ていればそうでもないと思いますが 東京へコンサートに時間がなく行けなくなってから 15年は経っていますから Time and tide wait for no man 中学の時の英語の時間に習った言葉を思い出しました 歳月人を待たず 時々、自分の立ち姿がガラスに映るのを見て愕然とすることがあります
最後の晩餐の絵を描いていた一人の画家の経験について、おそろしい話がある。それは偉大な絵であり、それを描くのに何年もかかった。彼はキリストの顔を描くのに、モデルを探しに行った。非凡な美しさと純粋さを秘めた顔の若者を発見し、彼をイエスとして描いた。次第に、絵は描かれていき、次から次へと弟子たちが描かれていった。いよいよユダのモデルが必要な日がきた。彼は町の貧民街や悪に汚れた部屋を探し回った。そして遂に彼は、非常に堕落し悪意に満ちた顔をした男を見つけた。そしてその男をユダの顔のモデルにするために連れてきた。描き終わると、その男は画家に言った。「お前はたしか、前に俺を描いたことがあったよ」と言った。「…