警視庁によると令和3年の自殺者数は21,007人、これを知ったとき、涙が止まらなくなりました。 なぜこんなにも多くの人が自殺してしまうのでしょう。 「誰もが同じ人間としての高貴な資質をそなえており、われわれはみな同じひとりの人間である」「われわれ一人ひとりは唯一無二の存在であり、それ自体がひとつの宇宙である」(エーリッヒ・フロム 2020,p30) この世界に死んでもいい人なんて、一人も存在しません。もし死んでしまう人がいるのなら、悪いのはその人ではなく、その人を死に追いやった環境のせいであり、その環境を形成した社会のせいです。 生きていることの素晴らしさをなかなか感じられない人は、とても多い…