こんばんは! 李龍徳(イヨンドク)の「死にたくなったら電話して」(2021/9、河出文庫)その2でおしまい:作者のデビュー作で、2014年に単行本で出版されています。第51回文藝賞を受賞した話題作です。 「死にたくなったら」という題名ですから、死へと向かうベクトルが示される作品ではないか、とは思って読みました。ヒロインの初美は、恋人の徳山に「死にましょうよ。心中しましょう。それが私たちの取れる唯一の脱出策です」。だって「長生きしてもなんにもないですよ」 若い時に抱いた夢をかなえられる人は少数でしょう。何度もトライしても、思うに任せずここが落としどころかとどこかで自分を納得させる人生が現実でしょ…