毎年のように家族旅行で訪れる九州の離島で、バスの運転手から聞いた話です。主な乗客は住民で、ときどき我らのような観光客も加わります。路線バスですがさほど大きな島ではありませんのでマイクロバスです。その時の運転手さんは若い男性で、観光客が何人がいたせいか、島の様子を語ってくれたのですが、この島ではご老人の亡くなり方が二通りあるという話がありました。 いつも乗ってくるはずの高齢のお客さんが来ない日が続き、他の住民のお客にどうしたのかと訊くと、死んだよという答えが返ってくる。どうかしたのかと尋ねると、だいたい次の二通りの答えなのだそうです。一つは、起きてこないので見に行くと眠っている間に死んでいた。も…