とある寺院のサイトに、死んだ後の顔を見られたくない人のお話が書かれていました。たしかに、闘病でやつれた姿を他人に見せたくないという気持ちはわかります。中には元気だった頃とは別人のようになってしまう方もいます。 地域差はあると思いますが、お葬式の最後の方で棺の蓋を開けて、参列者が花を手向けて故人とお別れをします。蓋を閉じる前に、葬儀社は「お顔をよくご覧になってお別れしてください」と遺族に声をかけます。炉前でも棺の窓を開けて同様のことを言います。この住職さんはその時に、死後の顔を記憶する必要はないから、「ご遺影の元気な時の顔を記憶してください」と必ず訂正するのだそうです。 住職さんの考えはわかりま…