日本では、毎年100万人以上の方が亡くなります。その中で原因不明の死亡、すなわち異状死は、2007年時点で15%に達すると言われていました。我々国民の側からすると、こういった異状死に対しては、死因を究明して事故か病気か、はたまた殺人事件かを明らかにして欲しいと思います。そして、こういった期待から異状死の多くは、解剖などの手続きによって死因が解明されているのだろうと想像してしまいますが、実は、解剖が行われているのは、毎年100万人以上の死者に対して、たったの2%程度でしかありません。これでは、警察が他殺を自殺や病死として処理するのも仕方がないでしょう。ただ、体表を見ただけで死因を判断するのですか…