瑩山禅師・坐禅用心記に 一息截断、両眼永閉の端的に向かって打坐 とある。 アーナーパーナサティ(呼吸の気づき)の中で、この教えを実行して効果があった。 おれは両眼永閉の端的に向かって 呼吸瞑想した。 このままほんとに死ぬかもしれないと感じる。 それでもいいと覚悟した。 すぐ意識が強い集中状態になり、 世界のすべての音が消えた。 その世界を非常に明るい光が満たした。 不思議なことが起こる。 おれは、それらの美麗な現象に意識を もっていかれそうになり、そのたび サティを呼吸に引き戻した。 蠱惑的な種種の奇特は 瞑想につきものの 神経回路の接続エラー でしかなく、 それに気を奪われたら即失敗する。 …