日本の企業は何かしらの労働関連法令に違反していることが少なからずあり、「グレーゾーン」などと称して罪悪感が低く、違法状態をやんわりした表現にとどめていることが多い。しかも、企業側が「知らない」もしくは「知っていてやっている」ことに対して、労働者側も「知らない」ことで、違法状態が堂々とまかり通っている。違法な長時間労働、ハラスメントの温床など、明らかな法律違反を繰り返している「ブラック企業」という言葉が、世の中に流通して久しいが、「ブラック企業」はなかなかなくならない。更には「ブラック企業」でなくても、完璧に法律を守って運営している企業を探すことの方が難しいくらいだ。この記事では、労働関連法令に…