食べ残しのめし・料理。そのままでは生ごみになるものだが、家畜の餌、肥料、人間の食事など、様々に利用される。
残飯をツマミに朝に晩酌をする中年夜間工場労働者の話。 この作品の面白さは登場人物が実に楽しそうに生活を語る所である。 各自が人生に楽しみや喜びを見出しておりそれを誇りとしているのだ。 家と工場を往復し残飯で安酒を呷るだけの日々が輝いて見える。 最後は息子が中学生になり飯を残さなくなったので成長を感じて幕を閉じる。 衰退国日本で生きる民衆の生活史としても貴重なものである。 残飯をリメイクしてつまみを爆誕させていく中年工場労働者の記録 底辺な生活を輝かせるもの 衰退国日本では老後の資金として2000万円貯める必要があると言われている。それでなくとも、生きているだけで住民税・健康保険料・年金が課せら…