清水潔『殺人犯はそこにいる』~隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件 年末年始の休みには結構本を読んだので、1月は読書の話題3回目です。2冊の本の感想。 1冊目は、『殺人犯はそこにいる』という2013年(文庫版は16年)に出たノンフィクションの作品。当時たいへん話題になった本だが、読んでいなかった。そもそも、ノンフィクションはほとんど読まないのだが、ブックオフに、赤字で「文庫X」と書かれた目を引く文庫本が置かれていたので手に取り、そのまま買ってしまった。当時はさらにビニールで覆って「覆面文庫」として売り出され、その効果もあって一気にベストセラーとなった作品だ。私もこのカバーが付けられていなかった…