共稼ぎと専業主婦家庭の年収の変化は、1980年、600万円対1,100万円が、1995年から2000年にかけて、900万円くらいで均衡して、20年経った2020年には、1,240万円対571万円と大きく逆転しています。つまり地方では、学校の先生同士で結婚すると、かなりの高所得者になってしまうわけです。 以前は、女性は結婚すると寿退社ということを前提で、男性はその扶養分も給与に含まれていたわけです。しかし、結婚しても女性は仕事を続け、結婚しない若者や離婚する人も増え、従来の4人家族を夫が養うという生活モデルはとっくに崩れているわけです。なのに出てくる政策は、そこをみないからおかしくなってしまうわ…