妹たちのじわじわと激しくなる嫌がらせが始まってから年が明け、名奈の自宅への攻撃が始まった頃から、心の奥底で小さな反逆心が芽生えやがてそれは次第に強くなっていた。 だが、私は決して妹たちの事を恨んでもいないし、嫌ってもいなかった。 逆に、どちらかと言えば人として明らかに呆れていた。 だが、これだけはやはりハッキリとさせたかった。 ① 2,600万に関して私は一切潔白であること。 ② 600万を父から借りたのは事実だが、間違いなく既に返済を完了したこと。 ③ 名奈が言った数々の暴言については、一つ一つ解明が必要であり、証人を連れて来てでも潔白を正す覚悟であること。 ④ 妹たちの心からの謝罪があれば…