ある日、いつものように、電車にゴトンゴトンと揺られながら「白い巨塔」を読んでおりました。 隣には中学生くらいの娘とお母さんが座って楽しそうに会話をしています。多分、お母さんと私同い年位です。 「ねえねえ、66,000円って安くない!?」 と電車のつり革広告を指差しながら言うお母さん。 え、なに。と思わず私も本から目線を上げて、お母さんの指を差す方向を見るとどこかの美容外科の「最近老けたな。ほうれい線が気になりませんか。お肌のたるみリフト糸66,000円」という広告で、「やりたくなっちゃう」と言うお母さん。 すかさず娘は「だめだよ、だめだよ。やめときなって!」とNG。 母:えー、ダメえ? 娘:(…