毒を薬として使用するのはヒトだけではなかった 毒と薬、一見相対する物質のようであるが、実際は毒が使いようでは薬になったりなど、実は化合物としては差がなく、量の問題だけであるという指摘もある。この毒と薬、これもヒトの進化に大きく影響した要素であるという。 「良薬口に苦し」などと言うが、これが身体に良いと知っているヒトは、あえてその苦い薬を摂取する。このようなことをするのは知恵のあるヒトだけだと思っているだろうが、実はそうではないという。タンザニアの野生のチンパンジーが毒草であるベルノニアの茎を食べる行為が確認されているという。このベルノニアは葉にはかなり強い毒があるのでそのまま摂取するのは危険だ…