今日読んだのは、ジャック・カーリイ『毒蛇の園』です。 シリアルキラーを兄に持つ若き刑事・カーソン・ライダーの活躍を描いたシリーズ3作目です。 といっても、今作ではシリアルキラーに兄・ジェレミーは登場しませんでした~。 ただ、エンタメ小説としての完成度は、第1作『百番目の男』に迫るんじゃないかな?、と思いました。 むごい拷問痕の残る死体、殺されたジャーナリスト、医師の遺した謎めいた治療記録、黒い噂の絶えない富豪の一族、もつれる思惑……現代アメリカ版犬神家の一族!って感じでした。 読後、タイトルの意味が腑に落ちました。なるほど、これは確かに毒蛇の園……。 それでは、あらすじと感想を書いていきます。…