今では主流ではない味かもしれない。しかし、いつもながらに「中華そば」「支那そば」と呼ばれるものが好きだ。様々に多様化するラーメンの世界でも、この手の味が健在なのは嬉しい。一口に「中華そば」「支那そば」と言って、実は様々な世界があるだろう。生醤油ベース、チャーシューの煮汁ベースなど「かえし」の違いも大きそうだ。しかしすぐにわかるのはスープの違いだろうか。煮干し・ブシ系の強い味もあれば、鶏ガラベースのあっさりしたものもある。麺も個性が出るところだ。「麺・スープと具・お店の親父の所作の美しさ」。これが自分にとって美味しいラーメンの三要素であることには変わりない。 さて埼玉県でも中部にあたるだろう、八…