第4章 日中、心がけたい習慣 時々、顎を押す ネコ背は、肺活量が3割以上減少する 電車や街中で人の様子を見ていると、姿勢が悪い人が多いですね。 なかでも一番気になるのが、背中を丸めたネコ背の人です。 ネコ背になると内臓が圧迫され、毛細血管が圧力を受けます。 その結果、血圧が高くなってしまいます。 さらに、肺活量が減少します。呼吸器内科の専門医、池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は、背筋を伸ばした姿勢では5440mlだった肺活量が、スマホ操作中のネコ背の人は3720mlに減少する、と指摘しています。 肺活量が減ると、酸素の吸入量が減ります。 すると、血液の質が悪くなり、血管にも悪影響を及ぼします。…