官学に対する、民間の学問の意味。日本近代史家の鹿野政直が提唱した概念で、民衆的で生活的な側面を重視して自生的に成立した、柳田国男,伊波普猷,南方熊楠,柳宗悦,高群逸枝らの学問を、鹿野は「民間学」という範疇で捉え返した。