自分の歌声や話し声を録音したものを聞いた時、違和感を覚えた経験はありませんか?「自分ってこんな声なんだ・・・」「なんだかイメージと違う」なんて感じた人もいるでしょう。これは決して機材の性能の問題ではありません。実は多くの人は録音された自分の声に違和感を持つといわれています。どういうことなのか、環境スペースが解説しましょう。 ■音には「気導音」と「骨導音」がある 録音された自分の声の違和感の正体を探るにはまず、声が音としてどのように伝わるかを理解する必要があります。自分の口から出た声は一度、空気中を伝播し、耳を通って鼓膜に到達します。これが「気導音」です。それとは別に、声を出す際に声帯が振動する…