「旅と水」というテーマをずっと考えている。 ここ20年ほどのヨーロッパ旅行の場合、数日以上滞在するとわかっている街に着くと、雑貨屋やスーパーマーケットで1500ccか2000ccのペットボトル入りの水を買う。その国に入った時から持ち歩いている500ccのペットボトルに適時、補給していくのがなかば習慣になっている。ショルダーバッグには、この水がいつも入っていて、暑い日だと、午後宿に帰ってひと休みした後、水を補給して午後の散歩に出る。 ヨーロッパ旅行を始めたばかりのとき、価格だけで選んだ水がガス入り(炭酸ガス入り)で、がっかりしたことがある。ホテルの部屋ではふたを開けたままにして、ガスを抜いていた…