冬が長く厳しい東北の山々では、平地で桜が咲き出す頃にようやく雪解けを迎えます。 雪が解けるとともに顔を出す植物たちの中でも「白い妖精」と呼ばれファンが多いのが、ミズバショウです。 「白い妖精」ミズバショウ(後述する刺巻湿原の過去の様子)。 ミズバショウ(水芭蕉)はサトイモの仲間で、冬の間は地面の中でイモ(球根)の状態でじっと寒さに耐え続けます。 そして春、雪解けとともにすっと背を伸ばし姿を現すので、まるで急に現れた妖精が春を知らせに来たかのようです。 ミズバショウと言えば ♪夏が来れば思い出す はるかな尾瀬 (中略) ♪ミズバショウの花が咲いている 夢見て咲いている という有名な歌詞があること…