「いいか。お父さんはおかずが肉の時はゴハンを沢山食べます」 女房はだんだん、仕事で役職が付いてきてお忙しくなっていらっしゃり、子たちももう大きくなってきたからには、お風呂掃除や靴揃え、玄関の掃き掃除など今までの役割に加えて、配膳やご飯をよそうくらいは当たり前にしてもらわなくっちゃあいけないわけだ。 女房の負担が大きすぎるということで、以前から懸案だった家事の分担を、今年から改めてみた。 私だって、もちろん、仕事は増やした。今まで、パンパンと叩いて皺を伸ばして干さなかったため許可してもらえなかった洗濯物干しも、両手で音を数回立てて、何なら口で 「パンパン」 と言うくらいの誤魔化し具合でやってみれ…