今週のお題「そうめん」 風鈴の涼しげな音色が響く初夏のさわやかな日差し中 開け放たれた縁側から望むどこまでも広がる穏やかな海原 遠くにポツンと見える貨物船が時の進みをゆっくりと緩めてくれる 目の前の食卓にはキンキンに冷えて水滴の流れるガラスボウルの氷水の中に 純白に輝くそうめんが揺らいでいる やはりそうめんは山の中より海の風景が似合う 氷水に入れるか水を切ってお皿に一口サイズに小分けして盛るか 意外にこれは地域差というより個人差で分かれるようだ しかし❝涼しさを見て楽しむ❞と考えれば氷水の中のそうめんは それだけでとても贅沢な風景ではなかろうか 味を高めるものは食材の良さだけではない 風鈴の音…