一条真也です。『易経入門』氷見野良三著(文春新書)を読みました。「孔子がギリシア悲劇を読んだら」というサブタイトルがついています。著者は、1960年富山市生まれ。83年に東京大学法学部卒業、大蔵省入省。ハーバード・ビジネス・スクールMBA。バーゼル銀行監督委員会事務局長、金融庁証券課長、銀行第一課長、金融庁総務企画参事官(国際担当)を経て、2016年に金融国際審議官、19年に金融安定理事会規制監督上の協調に係る常設委員会議長、そして2020年に金融庁長官に就任しています。「霞が関一の教養人」と呼ばれているそうです。 本書の帯 本書の帯には、孔子とギリシャ悲劇の登場人物のイラストが描かれ、「こん…