今年も来ました 彼岸花の咲く丘へ 一人きりで あの人は来ませんでした きっと他にいい人が 出来たのでしょうか 彼岸花は 盛りを過ぎていましたが それでも 後から咲いたであろう花たちが ゆらゆらと揺らいでいました それらは 何故か頼りなげで まるで私の心を 見透かしてるようでした 昔、この丘から 少女は下っていって ある人と恋をしたのです 二人は永遠の命を授かり 夜空の彼方で生き続けています 月が綺麗なのは 二人が幸せだからです 永遠を信じましょうね この世で儚く散った恋たちは きっと夜空で光ってます 彼岸花が少ないのは 今年の夏が ことさら暑かったせいでしょうか 此岸と彼岸 彼岸花は行ったり来…