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永野護

(社会)
ながのまもる

経営者、政治家、元運輸大臣
1890年(明治23年)9月5日、生まれ。1970年(昭和45年)1月3日、死去。79歳だった。
島根県出身。
渋沢栄一の秘書をつとめ、東京米穀取引所常務理事をへて丸宏証券会長。
昭和17年、衆議院議員(当選2回)
昭和31年、参議院議員自民党
昭和33年、第2次岸内閣の運輸大臣。

永野護

(アニメ)
ながのまもる
  • キャラクターデザイナー。ファイブスター物語の作者として知られているが、本業はアニメのメカデザイナー。
  • 1960年1月21日生まれ、京都府出身。A型。
  • 日本サンライズ(現在のサンライズ)に入社。アニメ『巨神ゴーグ』、『銀河漂流バイファム』などのゲスト・メカデザインの仕事をしていたが、富野由悠季に見い出され重戦機エルガイムにてキャラクターデザイナーとしてデビュー。新人でありながら人物とメカ両方をデザインするという、前例のない仕事をこなす。美樹本晴彦とともに「新世代クリエーター」として期待され、もてはやされた。
  • それまでのアニメデザインから懸け離れたファッショナブルで透明感あふれる永野のデザインは、以降のメカデザインに多くの影響を及ぼしたものの、彼の人物デザインは決して真似出来ないがゆえに例外として扱われ「無かったこと」となっている。エルガイムにおいて富野は、監督であるにも関わらずその作品のカラーを決定つける世界構築などの作業を永野に任せてしまったようで、結果お互いに「ものたりない」ものとなってしまったらしい。それが元で永野は、後に漫画を執筆するようになるのだが、この作品によって永野の名前や、例えばその世界でのロボットの総称(ガンダムの「モビルスーツ」など)をロックの一ジャンルから拝借し「ヘビーメタル」とするなど、彼の「アニメっぽくない」人柄が、多くの人達に知られることとなったのは事実である。
  • エルガイムの後番組で、引き続き富野が監督した機動戦士Zガンダムにおいては、デザインワークスとしてメカデザインの「気分」を決定付けるものとして、主役メカ「Zガンダム」のラフデザインを提示した。その通称「永野ガンダム」は、大河原邦男デザインのガンダムのラインを踏襲しながらも独自のもので、アニメ雑誌にもそのいくつかが公開されたのだが、アニメファンの間で賛否が分かれた(永野版Zガンダムは、後に『百式』として登場する)。Zガンダムでは他に「リックディアス」「キュベレイ」などのモビルスーツや艦船のデザインも行った。
  • 角川書店から発行されたエルガイムの本「L-GAIM2(絶版)」にて発表された年表と数点のイラストが元となったファイブスター物語も、やはり独自のカラーを持つ作品として人々に認識されている。普通に読まれるには、敷居が高すぎるらしい。
  • 富野の復活作ブレンパワードにて久々にロボットのデザインを行う。
  • ほかにも幾原邦彦とのコラボレーション『シェルブリット』などが発表されている。
  • ロックを愛する、反骨精神の持ち主。「今、何が前衛(ロック)であるか」に非常に敏感な音楽マニアでもある。過去にリリースされたファイブスター物語のCDでは、作詞、作曲、演奏、アレンジ全てを行った。
  • 最近、会社(?)を作った。→= オートマチック・フラワーズ =

エピソード

彼のエピソードの中で有名なものの一つとして、当初機動戦士Zガンダムから引き続き、機動戦士ガンダムZZの全モビルスーツデザインを担当する予定で、当時「コミックボンボン」に連載されていたガンダムZZの漫画や、模型雑誌の告知にも永野護版のZZガンダムやその他のモビルスーツが登場していたにも関わらず、諸々の事情により放送直前で突然降板することとなったことが挙げられる*1

  • ZZガンダムのテレビ放映で、Zガンダムなど彼の作品がそのまま登場しているにもかかわらず、「デザイン協力」でのクレジットがされていないのは、Zガンダム放映中に制作側(主にスポンサーサイド)との確執があったことが尾を引いたため、とも言われている。

PSO廃人永野護

FSSが一時期休載した理由にPSOにはまりすぎたからという理由もある。
今も相変わらず廃人クラスなのかどうかはわからないが。やっているならGC版か。*2

  • 設定資料集の開発者インタビューにて、2001年ごろのFSSの休載理由「俺はPSOをやっているから邪魔するな!」。
  • Ver.2で追加されたレアアイテムに「ハート・オブ・ボウム」と呼ばれる爪系レアがあり、そのデザインは資料集裏の彼のイラストが元。入手方法も前提条件として「ガロンの○○」で一定の条件を満たし、とあるクエストの中のイベントの1つの最後に永野のキャラ(ハニュエール)が現れて…という感じ。
  • PSOではFSSロビーと呼ばれるものが存在する。各ハードごとに存在するらしいが…

モデラー永野護

彼自身モデラーであり(どっちかいうと戦車とかそっち方面が好みのようだが)自身の作品の造形化には非常にうるさい。ファイブスター物語のここ数年におけるビジュアル面での設定変更は大半は既存のモデラーやガレキの原型師への挑戦と言っても過言ではない。

  • 模型誌に自身の制作した模型の作例が掲載される。
  • ファティマ*3の服装をプラスティック・スタイルと呼ばれるものに一新(これに関してはそれまで設定していた服装を模倣したデザインが世に多く出てきてしまったため、とも語っている)
  • MH*4の装甲を半透明に設定。レジンキャストキットの作成者をひっくり返らせた。さらにブレンパワード以降は板を幾重に重ねた積層構造を取り入れるなどもしている。
  • 「今いる原型師は全部クビ!」(某ホビー誌でのインタビューより)

リスト::アニメーションスタッフ

*1:講談社『機動戦士ガンダム大全集』123ページより

*2:PSOBBについては彼はマカーだからプレイできない?

*3:FSSに登場する人の形をしたコンピュータ

*4:モーターヘッド。FSS世界でいうところの人型決戦兵器

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